琉球藍は、1900年初頭（明治時代）には、藍葉生産農家608戸、栽培面積526ha、年間藍葉生産量6600トンを上回る工芸作物でしたが、その後化学染料（合成インジゴ）の台頭や洋装の普及、食料作目生産の推奨政策などにより2000年代初めには藍葉生産農家　７戸、栽培面積0.5haにまで減少しました。生産農家の高齢化とともに、度重なる台風の被害もあり、沖縄県の琉球藍生産は危機的状況に陥っておりました。

弊社が琉球藍を天然染毛料の青色色素原料として活用しようと、着目したのは、藍生産農家さんが、藍の栽培を続けるか、もうやめてしまうか迷っている2010年ころでした。

琉球藍が藍染原料のみでなく、天然染毛料の原料として活用できたら、市場が拡大し、活気が取り戻せるのでは？そんな強い気持ちもあって、ナンバンコマツナギではなくリュウキュウアイを原料とした染毛料の開発に乗り出しました。

天然染毛料で赤い色味を抑えるために使用されるインディゴ染料は、マメ科のナンバンコマツナギ（インド藍）を用いた商品が主流です。しかしマメ科の植物でかぶれてしまい使用できないという声を受けて、国産でしかも琉球藍を用いての染毛料の開発に着手しました。

琉球藍の染毛料化は、一筋縄ではいかず、様々な実験・研究を経て（製法特許取得）、ようやく製品化がかないました。

オーガニック琉球ヘナ同様、沖縄県産（国産）だからこそ、新鮮な植物染毛料を丁寧な製造工程で高純度の染色色素を含有した製品を、製造販売資格を有する化粧品原料メーカーゆえ徹底した原料加工～製造販売までの一元管理のもと製造しております。

国内初かつ、唯一無二の琉球藍100％のインディゴ製品です！